MENU

白州の偽物の見分け方をプロが解説!騙されないためのコツ

人気のジャパニーズウイスキー「白州」。その爽やかな味わいに魅了される方が多い一方で、残念ながら精巧に作られた偽物が多く出回っているのも事実です。せっかく手に入れた白州が偽物だったら…と考えると、不安になりますよね。

実は、一般的なウイスキーの偽物の見分け方から、人気の山崎NVの偽物の見分け方とも共通するチェックポイントがいくつもあるんです。ボトルのキャップの状態や、ホログラムシールなしのボトルは大丈夫なのか、あるいは山崎のホログラムシールが付いていても偽物の可能性があるのか、など、疑問は尽きないかもしれません。

特に、手軽に購入できるAmazonや、ディスカウントストアのドンキホーテで買うときのリスク、さらにはミニボトルの真贋まで、気になる点はたくさんあるかと思います。

この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、プロの視点から偽物の白州を見分けるための具体的な方法を、一つひとつ丁寧に解説していきますね。

はなまる

フリマサイトでは偽物が出回りがちです。Amazonやドンキなどの信頼できる場所で買うのがおすすめです。

この記事を読むとわかること
  • ボトル外観から偽物を判断する具体的な方法
  • ホログラムシールの有無や種類に関する正しい知識
  • 信頼できる購入先とリスクの高い購入先の違い
  • どうしても真贋の判断に迷った際の最終的な対処法
はなまる

こんにちは!この記事の著者「はなまる」です。お酒大好きな私が、お気に入りのお酒を紹介します。読者が良いお酒に出会えることを心掛けて記事作成しています。

目次

基本的な白州の偽物の見分け方

基本的な白州の偽物の見分け方
  • ウイスキー偽物見分け方の6つの基本
  • 注意すべきキャップの形状や刻印
  • 偽物に多い不自然に安い価格設定
  • 本物と偽物の色味を比較する
  • 山崎のホログラムシールと偽物の関係
  • ホログラムシールなしは偽物なのか

ウイスキー偽物見分け方の6つの基本

大切なウイスキーが本物か偽物かを見分けるためには、まず基本的なチェックポイントを知っておくことが鍵となります。偽物は巧妙化していますが、細部には必ずどこか不自然な点が見られることが多いからです。

主に「価格」「キャップ」「ホログラムシール」「色味」「入手経路」「出品者の評価」の6つのポイントを総合的に確認することで、偽物である可能性をかなり高い精度で見抜くことができます。どれか一つだけが怪しいからといって即座に偽物と断定はできませんが、複数の項目で違和感があれば、購入を控えるべきサインと考えられます。

具体的に、本物と偽物のボトルの違いを以下の表にまとめてみました。お手元のボトルをチェックする際の参考にしてみてくださいね。

スクロールできます
チェック項目本物の可能性が高い特徴偽物の可能性が高い特徴
価格市場の相場価格に近い相場価格より著しく安い
キャップ刻印がシャープで、切り込みが均一刻印が粗い、または深すぎる。切り込みが不自然
ホログラムシール規定の位置に綺麗に貼付されている(対象商品の場合)シールがない、または再貼付したような跡がある
色味透明感のある豊かな黄金色色が薄い、または濃すぎて不透明。沈殿物がある
液面の高さメーカー規定の高さで均一高すぎる、または揮発したように低すぎる
泡立ちボトルを振ると、きめ細かな泡がしばらく残る振ってもほとんど泡立たない、またはすぐに消える

これらの点を一つひとつ丁寧に確認していくことが、偽物を掴まないための第一歩です。特に個人間取引で購入する際には、慎重すぎるくらいが丁度良いかもしれません。

注意すべきキャップの形状や刻印

注意すべきキャップの形状や刻印

ウイスキーの真贋鑑定において、キャップは非常に重要なチェックポイントになります。中身を入れ替えるような偽造品の場合でも、キャップまで本物と全く同じものを再現するのはコストと技術がかかるため、違いが出やすい部分なのです。

まず確認したいのは、キャップに刻印されたロゴや文字の精度です。本物のキャップは、文字の彫りがシャープで均一ですが、偽物は彫りが浅かったり、逆に深すぎて潰れて見えたりすることがあります。

また、キャップをボトルに固定しているフィルムの切れ込みや縫い目の位置も見てみましょう。偽物は、この切れ込みの角度が不自然だったり、縫い目がずれていたりするなど、作りが雑な傾向が見られます。

ただし、非常に悪質なケースとして、ボトルやキャップは本物を使用し、中身だけを安いウイスキーに入れ替えている事例も報告されています。したがって、キャップだけで100%判断するのではなく、他のポイントと合わせて総合的に見極める姿勢が大切です。

偽物に多い不自然に安い価格設定

希少価値の高い白州のようなウイスキーが、市場価格よりも明らかに安い値段で販売されている場合、それは偽物を疑うべき最も分かりやすいサインかもしれません。

考えてみてください。もし本物であれば、わざわざフリマアプリなどで安売りしなくても、専門の買取店に持ち込めば適正な価格で買い取ってもらえます。それにもかかわらず格安で売られているのは、何か理由があるからです。その最も可能性の高い理由が「偽物だから」というわけです。

「もしかしたら掘り出し物かも」という期待から安い商品に手を出したくなる気持ちも分かりますが、偽物ウイスキーが横行している現状では、その考えは非常にリスクが高いと言わざるを得ません。

もちろん、価格設定だけで偽物と断定することはできません。しかし、トラブルを未然に防ぐためにも、相場からかけ離れた価格のウイスキーには手を出さないことを強く推奨します。

本物と偽物の色味を比較する

ウイスキーの色味は、その熟成の歴史を物語る大切な要素です。本物の白州は、長い年月をかけて樽の中でじっくりと熟成されることで、透明感のある美しい黄金色に仕上がります。

一方、偽物のウイスキーは、安いウイスキーに着色料を混ぜたり、熟成年数の若い別のウイスキーを詰めたりしていることが多いため、色味に違和感が出ることが多いのです。

色味をチェックする際のポイント

偽物によく見られる特徴としては、以下のような点が挙げられます。

  • 本物と比べて色が明らかに薄い、または不自然に濃い
  • 液体に透明感がなく、少し濁って見える
  • ボトルを光にかざした際に、底に沈殿物や浮遊物が見える

もしご自宅に本物の白州があれば、それと見比べてみるのが最も確実な方法です。並べて比較すれば、その違いは一目瞭然でしょう。もし比較対象がなくても、液体の透明感や沈殿物の有無は注意深く見るようにしてくださいね。

山崎のホログラムシールと偽物の関係

山崎のホログラムシールと偽物の関係

サントリーでは偽造防止対策として、一部のプレミアムウイスキーに特殊なホログラムシールを貼付しています。このシールは非常に高度な技術で作られているため、偽造が極めて困難です。この取り組みは、白州だけでなく山崎や響にも適用されています。

そのため、「山崎に貼られているようなホログラムシールがあるか」という点は、白州の真贋を見極める上でも有効な判断材料になります。

ただし、注意点もあります。偽造グループも巧妙になってきており、本物のボトルから剥がしたシールを再利用したり、精巧な偽造シールを作成したりする可能性もゼロではありません。「シールがあるから絶対に本物」と安心しきってしまうのは少し危険です。シールの有無だけでなく、シールの貼られ方が不自然でないか、シワや気泡が入っていないかなども、あわせて確認するとより安心できます。

ホログラムシールなしは偽物なのか

ホログラムシールなしは偽物なのか

「手元の白州にホログラムシールがない…これって偽物?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、すぐに偽物だと判断するのは早計です。

サントリーがホログラムシールの貼付を強化したのは、比較的最近のことだからです。具体的には、2022年2月以降の出荷分からホログラムシールが導入されはじめ、さらに2024年3月製造分からは開封口とボトル背面の2箇所に貼られる新しい仕様に切り替わっています。

つまり、それ以前に製造・出荷されたボトルには、当然ながらホログラムシールは貼られていません。そのため、「ホログラムシールなし=偽物」というわけでは決してないのです。

ボトルの流通時期や購入時期を考慮し、シールがない場合は、これまで解説してきたキャップの形状や液体の色味、ラベルの印刷精度といった他の要素をより注意深くチェックすることが、真贋を見極める上で重要になってきます。

白州の偽物の見分け方と多様な事例

白州の偽物の見分け方と多様な事例
  • 山崎NVの偽物の見分け方との共通点
  • ミニボトルにも偽物は存在するのか
  • Amazonで購入する際の注意点
  • ドンキホーテでの購入は安全か
  • 専門家による査定で真贋を判断
  • 総括:白州の偽物の見分け方まとめ

山崎NVの偽物の見分け方との共通点

白州の偽物を見分ける方法は、実は他のジャパニーズウイスキー、例えば人気の山崎NV(ノンヴィンテージ)の偽物の見分け方とも多くの共通点があります。偽造品を作る側は、同じような手口を複数の銘柄で使い回すことが多いからです。

例えば、データベース内の情報によると、山崎12年の偽物事例として「ボトルを振った後の泡立ちが違う」という特徴が報告されています。本物はきめ細やかな泡が長く持続するのに対し、偽物はすぐに泡が消えてしまう傾向があるそうです。これはウイスキーに含まれる成分の違いによるもので、白州の真贋を判断する際にも応用できるかもしれません。

このように、一つの銘柄の見分け方を知っておくことは、他のウイスキーの偽物を見抜く力にも繋がります。白州だけでなく、山崎や響など、他のウイスキーに関しても情報を集めておくことで、より多角的な視点から偽物リスクを回避できるようになります。

ミニボトルにも偽物は存在するのか

「大きなボトルは偽物が怖いから、まずはミニボトルから」と考える方もいるかもしれません。ミニボトル(ベビーボトル)は価格も手頃で、試し飲みにもぴったりですよね。

現状、偽造品の大半は、高値で取引される700mlのフルボトルに集中しているようです。その理由は、偽造にかかるコストと手間に対して、ミニボトルでは得られる利益が少ないためと考えられます。偽造する側もビジネスで行っているため、採算の合わないことはしないのです。

したがって、ミニボトルに関しては、フルボトルほど偽物の心配をする必要は少ないと言えるでしょう。

ただし、これも「絶対に安全」というわけではありません。今後、手口がさらに巧妙化・多様化すれば、ミニボトルを悪用した偽造品が出てこないとも限りません。コンビニや信頼できる酒販店など、正規のルートで購入するという基本は、ミニボトルであっても忘れないようにしたいですね。

Amazonで購入する際の注意点

Amazonは手軽に様々な商品が購入できて非常に便利ですが、ウイスキーのような高額品を購入する際には少し注意が必要です。なぜなら、AmazonにはAmazon自身が販売している商品と、マーケットプレイスに出品している第三者の販売者が販売している商品があるからです。

販売元を必ず確認する

最も重要なのは、「販売元」が誰になっているかを確認することです。

「出荷元:Amazon / 販売元:Amazon.co.jp」と表示されている商品は、Amazonがメーカーから直接仕入れている正規品ですので、安心して購入できます。

一方で、注意が必要なのは「販売元」がAmazon以外の業者や個人になっているケースです。中には誠実な販売者もたくさんいますが、残念ながら偽物を販売する悪質な業者が紛れ込んでいる可能性も否定できません。もしマーケットプレイスで購入する場合は、販売者の評価を念入りにチェックし、極端に評価が低い、または評価が全くない出品者からの購入は避けるのが賢明です。

ドンキホーテでの購入は安全か

ドンキホーテのような全国展開している大手ディスカウントストアは、私たちの身近な購入先の一つです。店頭で商品を直接見て選べるのは大きなメリットですよね。

一般的に、ドンキホーテのような大手量販店が自ら偽物を仕入れて販売することは考えにくいです。企業の信頼に関わる大きな問題になるため、仕入れルートは厳しく管理されているはずです。その点では、フリマアプリなどの個人間取引に比べて格段に安全性が高いと言えます。

はなまる

フリマサイトで白州の偽物を出品されていることは私も確認しました。近くのドンキで白州を見たところ、本物しかありませんでした。

ただし、ごく稀なケースとして、返品された商品の中に偽物が紛れ込んでいたり、万が一にも仕入れの過程で問題が発生したりする可能性はゼロではありません。

そのため、ドンキホーテで購入した場合でも、念のためボトルキャップの違和感や液体の色味など、基本的なチェックは行う習慣をつけておくと、より安心してウイスキーを楽しめるでしょう。

専門家による査定で真贋を判断

「いろいろチェックしてみたけど、どうしても本物か偽物か自信が持てない…」そんな時は、一人で悩まずにプロの力を借りるのが最善の選択です。

世の中には、お酒を専門に扱う買取業者や鑑定士が存在します。そういった専門家は、日々数多くのウイスキーを査定しているため、我々素人では気づかないような些細な違いも見抜く知識と経験を持っています。

例えば、記事データベースにもあった「買取ウリエル」のような専門の買取業者では、無料査定サービスを提供している場合があります。売却するつもりがなくても、査定をお願いして値段が付けばそれは本物であるという一つの証明になりますし、逆に値段が付かない、あるいは買取を断られた場合は、偽物の可能性が高いと判断できます。

不安な気持ちを抱えたまま飲み続けるよりも、専門家の客観的な判断を仰ぐことで、スッキリと解決することができます。

総括:白州の偽物の見分け方まとめ

ここまで、白州の偽物を見分けるための様々なポイントを解説してきました。最後に、この記事の要点を箇条書きでまとめておきますね。ご自身のボトルをチェックする際の最終確認として、ぜひご活用ください。

  • 白州をはじめ人気のウイスキーには精巧な偽物が存在する
  • 見分ける基本は「価格」「キャップ」「色味」など6つのポイント
  • 市場価格より著しく安い商品は偽物を強く疑う
  • キャップの刻印の深さやフィルムの切れ込みは要チェック
  • 本物の白州は透明感のある美しい黄金色をしている
  • 液体に沈殿物や濁りがある場合は注意が必要
  • 2024年3月以降製造の白州12年以上にはホログラムシールが2枚ある
  • それ以前のボトルはシールがないからといって偽物とは限らない
  • Amazonで購入する際は「販売元」がAmazonであることを確認する
  • ドンキホーテなど大手量販店での購入は比較的安全性が高い
  • フリマアプリなど個人間での取引はリスクが最も高い
  • 山崎など他のウイスキーの見分け方も参考になる
  • ミニボトルはフルボトルに比べ偽物のリスクは低い
  • ボトルを振った際の泡立ち方で判別できるという情報もある
  • 最終的に判断に迷ったらプロの査定士に相談するのが最も確実
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次