「飛露喜はまずい」という意外なウワサを耳にして、本当のところはどうなんだろうと気になっていませんか。福島が誇る人気の日本酒、飛露喜。そのフルーティーな美味しさは多くのファンを魅了していますが、一部でネガティブな評価があるのも事実です。
この記事では、なぜ飛露喜がまずいと言われる理由があるのか、その背景を詳しく探っていきますね。本当はどんな味なのか、定番の黒ラベルから最高峰とされる純米大吟醸、そして地元で愛される泉川との違いまで、一つひとつ丁寧に解説します。
また、入手が難しいとされる飛露喜の定価や、幻ともいわれる純米大吟醸 1800mlの定価の謎、さらにはどこで売ってるのかという具体的な購入方法、オンラインショップを利用する際の注意点まで、あなたの知りたい情報をぎゅっと詰め込みました。この記事を読めば、飛露喜の本当の魅力がきっとわかるはずです。

まずいという感想は主観ですね。私の感想では、飛露喜は激ウマです。l高級天ぷら屋さんで飲んだ飛露喜が忘れられません。
- 飛露喜が「まずい」と感じられることがある具体的な理由
- フルーティーで旨味あふれる味わいや、各銘柄の特徴
- 定価と市場価格の違い、そして正規のルートでの入手方法
- 品質を落とさずに楽しむための適切な保存方法や飲み方



こんにちは!この記事の著者「はなまる」です。お酒大好きな私が、お気に入りのお酒を紹介します。読者が良いお酒に出会えることを心掛けて記事作成しています。
飛露喜がまずいという評価の真相


- 飛露喜がまずいと言われる理由
- フルーティーで旨味のあるどんな味か
- 地元向け銘柄である泉川との違い
- 定番で人気の純米吟醸の黒ラベル
- 最高峰の純米大吟醸はどんなお酒か
飛露喜がまずいと言われる理由


多くの日本酒ファンを虜にする飛露喜ですが、「まずい」という声が一部で聞かれるのはなぜなのでしょうか。これには、主に3つの理由が考えられます。
一つ目は、味わいの好みによるものです。飛露喜は、マスカットやリンゴを思わせるフルーティーな香りと、お米由来の豊かな甘みが特徴的なお酒です。このため、すっきりとしたキレのある淡麗辛口の日本酒を好む方にとっては、この甘みが少し重たく感じられたり、口に合わなかったりすることがあります。
二つ目の理由は、その製法にあります。飛露喜の看板商品の多くは、「無濾過生原酒」というスタイルで造られています。これは、ろ過や火入れ(加熱処理)、加水を行わない製法で、しぼりたてのフレッシュで濃厚な風味をダイレクトに味わえるのが魅力です。
ただ、その反面、お酒に含まれる成分が多く、独特の風味が強く感じられることも。日本酒を飲み慣れていない方や、繊細な味わいを好む方には、この個性が少し強すぎると感じられるかもしれません。
そして三つ目は、その人気と希少性の高さからくる期待値の問題です。「幻の酒」とまで言われると、どうしても飲む前に期待が大きく膨らんでしまいますよね。実際に飲んだ時に、その高まった期待値と現実の味わいにギャップが生まれてしまい、「思ったほどではなかった」という感想につながることがあるようです。
これらの理由から、飛露喜には「まずい」という評価が一部で見られますが、それは品質の問題というよりは、個人の好みや期待とのズレが大きな要因と言えそうです。


フルーティーで旨味のあるどんな味か


では、飛露喜の本当の味わいはどのようなものなのでしょうか。一言で表現するなら、「果実のような香りと、透明感のある旨味が両立したお酒」となります。
グラスに注ぐと、まず感じるのはリンゴやマスカGット、ライチのような華やかでフルーティーな香りです。口に含むと、その香りに続いて、お米を丁寧に醸したことが伝わるピュアな甘みと、ふくよかな旨味がなめらかに広がります。
多くの銘柄で採用されている「無濾過生原酒」という製法により、雑味がなく、お米のポテンシャルが最大限に引き出されているのが特徴です。アルコール度数は16~17度とやや高めですが、それを感じさせないほどの飲みやすさと、後味のすっきりとしたキレ味があります。この絶妙なバランスが、多くの人を惹きつけてやまない理由なのです。
ただ甘いだけでなく、しっかりとしたコクとキレを兼ね備えているため、飲み飽きすることがありません。どんな食事にも合わせやすく、特に料理の味を引き立てる食中酒として非常に高い評価を得ています。この王道の美味しさこそが、飛露喜が日本酒ブームを牽引し、今なお多くのファンに愛され続ける核心部分だと言えますね。



キレがあるので料理に合います。
地元向け銘柄である泉川との違い


飛露喜を造る廣木酒造本店には、「泉川(いずみかわ)」というもう一つの銘柄があることをご存知でしょうか。この二つは同じ蔵で生まれる兄弟のようなお酒ですが、その個性は大きく異なります。
最大の違いは、ブランドの位置づけと製法にあります。 飛露喜が、全国の日本酒ファンに向けて発信されるフラッグシップブランドであるのに対し、泉川は主に福島県内で消費されることを想定した、地元向けの銘柄です。
製法に目を向けると、飛露喜の多くがフレッシュな味わいを重視した「無濾過生原酒」や「生詰」である一方、泉川は品質の安定と長期保存を目的とした「火入れ」と呼ばれる加熱処理を2回行っているのが一般的です。
この違いにより、味わいにもそれぞれの特徴が生まれます。
- 飛露喜: しぼりたてのようなフレッシュで果実味あふれる、華やかな味わい。
- 泉川: 火入れによって生まれる、落ち着きのある穏やかでなめらかな風味。
流通面でも差があり、飛露喜は全国の限られた特約店でしか手に入らないため希少価値が高くなっています。これに対して、泉川は福島県内では比較的見つけやすく、地元の人々に日常的に親しまれているお酒です。
もし、華やかでインパクトのある味わいを求めるなら飛露喜、穏やかでじっくりと楽しめる食中酒を探しているなら泉川、というように、シーンや好みに合わせて選んでみるのも楽しいかもしれませんね。
定番で人気の純米吟醸の黒ラベル


飛露喜のラインナップの中でも、通年商品として特に人気が高いのが、その名の通り黒いラベルが目印の「純米吟醸 黒ラベル」です。
このお酒は、飛露喜ブランドを代表する一本であり、そのバランスの取れた味わいは多くのファンを魅了しています。使用されるお米は、酒米の王様「山田錦」と福島を代表する「五百万石」。これらを50%まで磨き上げて丁寧に醸されています。
香りは、純米大吟醸ほど華やかではありませんが、穏やかながらも上品な吟醸香がふわりと広がります。味わいは、飛露喜らしいお米の旨味と甘みをしっかりと感じさせつつ、シャープな酸味が全体を引き締め、すっきりとした後味をもたらします。甘み、酸味、旨味、そしてキレのバランスが絶妙で、まさに「王道の食中酒」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
冷やして飲めばフレッシュな甘みが際立ち、常温に近づけていくと旨味やコクがより豊かに感じられるなど、温度帯による表情の変化を楽しめるのも魅力の一つ。2019年には、市販酒のコンクール「SAKE COMPETITION」の純米吟醸部門で1位に輝いた実績もあり、その実力は折り紙付きです。
飛露喜を初めて試すという方にも、まずおすすめしたい一本と言えるでしょう。


最高峰の純米大吟醸はどんなお酒か


飛露喜のシリーズの中で、まさに「最高峰」として位置づけられているのが「飛露喜 純米大吟醸」です。特別な日の乾杯や、大切な方への贈り物としても選ばれる、まさにプレミアムな一本になります。
このお酒の最大の特徴は、その圧倒的な透明感と、どこまでも上品な香りと味わいにあります。原料には酒米の王様と呼ばれる「山田錦」のみを贅沢に使用し、そのお米をなんと40%という極限まで磨き上げています。この丁寧な作業によって、雑味の元となる要素が徹底的に取り除かれ、お米の中心部にある純粋な旨味だけが引き出されるのです。
グラスに注ぐと立ち上るのは、ライチやマスカットを思わせる、この上なく華やかで繊細な吟醸香。口に含むと、シルクのように滑らかなテクスチャーと共に、お米由来の気品ある甘みが優しく広がります。そして、綺麗な酸味が後味をすっと引き締め、美しい余韻だけを残して消えていきます。
アルコール度数は16度ほどありますが、それを全く感じさせないほどの滑らかさと飲みやすさ。一口飲むごとに、造り手の卓越した技術と情熱が伝わってくるような、感動的な味わいです。
生産量が非常に少なく、入手は極めて困難ですが、もし出会う機会があれば、ぜひその唯一無二の味わいを体験してみてはいかがでしょうか。日本酒が到達しうる一つの極致を感じさせてくれる、そんなお酒です。


飛露喜はまずくない!定価での買い方


- 意外と高くない飛露喜の定価
- 純米大吟醸1800mlの定価と希少価値
- 正規特約店での具体的な購入方法
- 飛露喜は一体どこで売ってるのか
- オンラインショップでの注意点
意外と高くない飛露喜の定価


「幻の酒」として高値で取引されるイメージが強い飛露喜ですが、実は蔵元が設定している「定価」そのものは、驚くほど高額というわけではありません。
市場でのプレミアム価格に慣れていると意外に感じられるかもしれませんが、最も代表的な特別純米酒であれば一升瓶(1800ml)でも3,000円前後、最高峰の純米大吟醸ですら四合瓶(720ml)で3,000円台と、品質を考えれば非常に良心的な価格設定になっています。
以下に、主なラインナップの定価をまとめてみました。
銘柄 | 容量 | 定価(税込) |
特別純米 無濾過生原酒 | 1800ml | 2,860円 |
特別純米 生詰 | 1800ml | 2,860円 |
特別純米 かすみ酒 | 1800ml | 3,080円 |
純米吟醸 黒ラベル | 1800ml | 3,960円 |
純米吟醸 黒ラベル | 720ml | 1,980円 |
純米大吟醸 | 720ml | 2,970円 |
大吟醸 | 1800ml | 7,700円 |
このように、飛露喜の価値は、元々の値段が高いからではなく、その味わいの素晴らしさと、需要に対して供給が追いつかないほどの人気から生まれる「希少性」にあることがわかります。この定価を知った上で市場価格を見ると、いかに人気が過熱しているかがよくわかりますね。
純米大吟醸1800mlの定価と希少価値
飛露喜の中でも特に人気の高い「純米大吟醸」ですが、通常リリースされているのは720mlの四合瓶のみです。そのため、「純米大吟醸 1800ml」という商品は、まず市場で見かけることがない、まさに幻の中の幻と言える存在です。
公式なラインナップとして定価が設定されているわけではなく、もし存在するとすれば、特別なイベントや関係者向けに極少量だけ瓶詰めされたものと考えられます。したがって、その定価を正確に知ることは困難を極めます。
ただ、もし市場に出てきた場合の価値を推測するなら、同じくハイスペックな「大吟醸」の1800mlボトルが定価7,700円であることを考えると、それを大きく上回る価格になることは間違いありません。流通量がほぼゼロに等しい希少価値から、数十万円という値が付く可能性も十分にありえます。
このように、「純米大吟醸 1800ml」は、定価で手に入れるという概念自体が当てはまらないほどの、極めて特別な一本なのです。もし見かけることがあれば、それは奇跡的な幸運と言えるかもしれません。
正規特約店での具体的な購入方法
飛露喜を定価、あるいはそれに近い価格で購入するための王道は、蔵元と直接契約を結んでいる「正規特約店」を利用することです。
ただし、ただお店に行けば買えるというわけでは、残念ながらありません。圧倒的な人気のため、ほとんどの特約店では入荷後すぐに完売してしまいます。そこで、多くの店舗が独自の販売ルールを設けています。
主な販売方法
- 抽選販売: 事前に申し込みを受け付け、当選者のみが購入できる方式です。お店の会員やメルマガ登録者限定で行われることが多いようです。
- 店頭での限定販売: 入荷日に店頭でのみ販売する方式。情報をいち早くキャッチし、開店と同時に駆けつける必要があります。
- ポイントや購入実績による販売: そのお店で他の商品を購入した実績(ポイントなど)に応じて、優先的に販売してくれるケース。日頃からお店との良い関係を築いておくことが大切になります。
- 抱き合わせ販売: 他の日本酒とセットで購入することが条件となる場合もあります。
いずれにしても、まずは近隣の特約店を見つけ、お店のウェブサイトやSNSをこまめにチェックしたり、直接問い合わせて販売方法を確認したりすることが購入への第一歩です。根気強い情報収集と、お店との信頼関係づくりが、飛露喜を定価で手に入れるための鍵となります。
飛露喜は一体どこで売ってるのか
では、その重要な「正規特約店」はどこにあるのでしょうか。廣木酒造本店は公式ウェブサイトを持たないため、完全なリストは公開されていませんが、日本酒ファンの情報交換などから、全国に信頼できる特約店が存在することが知られています。
地元の福島県内には、会津若松市や郡山市を中心に数多くの特約店があります。蔵のお膝元ということもあり、比較的入荷の機会は多いかもしれません。
首都圏では、東京都内だけでも「いまでや」「はせがわ酒店」「鈴伝」「伊勢五本店」「小山商店」といった、日本酒好きなら誰もが知る有名店が名を連ねています。これらの店舗は情報発信も積極的なので、ウェブサイトやSNSのチェックは欠かせません。
その他、北は北海道から南は九州まで、全国の主要都市に特約店が点在しています。
大切なのは、信頼できるお店を見つけることです。インターネットで「飛露喜 特約店 (お住まいの地域名)」などと検索し、表示された酒販店のウェブサイトで飛露喜の取り扱いについて言及があるかを確認してみましょう。正規の特約店であれば、定価での販売に誇りを持ち、誠実な情報提供をしていることが多いはずです。
オンラインショップでの注意点
正規特約店に通うのが難しい場合、Amazonや楽天市場といったオンラインショップは、手軽に飛露喜を探せる便利な選択肢になります。自宅にいながらいつでも注文できるのは、大きなメリットですよね。
ただ、これを利用する際には、いくつか知っておくべき注意点があります。
最も大きな注意点は、価格です。前述の通り、オンラインショップで販売されている飛露喜のほとんどは、個人や正規ルート以外の業者が定価で仕入れたものを再販しているため、価格が定価の2倍から3倍、あるいはそれ以上に高騰しているのが通常です。購入する際は、必ず定価を把握した上で、その価格に納得できるかを慎重に判断する必要があります。
もう一つの注意点が、品質管理の問題です。飛露喜、特に「生」のタイプは非常にデリケートで、冷蔵保存が必須のお酒です。出品者がどのような環境で商品を保管し、配送(特にクール便の利用の有無)してくれるのかが、味わいを大きく左右します。信頼できる出品者かどうか、レビューなどをしっかり確認することが大切です。
手軽に購入できる反面、価格と品質管理にリスクが伴うのがオンラインショップの特徴です。これらの点を理解した上で、賢く利用したいものですね。
結論:飛露喜がまずいかは好みの問題
この記事では、「飛露喜はまずい」というウワサの真相から、その魅力、そして入手方法まで詳しく見てきました。最後に、これまでのポイントをまとめてみましょう。
- 飛露喜は福島県会津坂下町の廣木酒造本店が醸す日本酒
- 全国的な人気を誇り入手困難なプレミアム日本酒の一つ
- まずいと感じる主な理由は個人の味の好みによるもの
- 淡麗辛口を好む人にはフルーティーな甘みが合わないことがある
- 「無濾過生原酒」という製法が独特の風味を生む
- この独特の風味が一部の人には強く感じられる場合がある
- 人気と希少性からくる高い期待値とのギャップも一因
- 味わいはリンゴやマスカットのような果実香と豊かな旨味が特徴
- 定価は品質を考えると非常に良心的で3,000円前後の商品が多い
- オンラインショップでは定価の数倍のプレミアム価格で取引される
- 定価購入は全国の限られた正規特約店でのみ可能
- 購入方法は抽選や店頭での限定販売など店舗により異なる
- 地元向けの「泉川」は火入れ中心で落ち着いた味わいが特徴
- 最高峰は「純米大吟醸」で上品な香りと滑らかな口当たりが魅力
- 品質保持のため冷蔵保存が必須でデリケートな管理が求められる
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