「金雀」という特別な日本酒を探しているけれど、なかなか見つからない…そう感じていませんか?いざ買える店を探してみても、在庫ありの表示にはまず出会えませんよね。日本酒をamazonで探すのが習慣になっている方でも、金雀だけは別かもしれません。
それもそのはず、このお酒の評価は国内にとどまらず、遠くドバイの富裕層にも注目されるほどなのです。
では、金雀は世界一なんですか?とか、そもそも日本酒で日本1位はどこですか?といった疑問も湧いてきますよね。その答えのヒントは、代表銘柄である飛翔の輝かしい受賞歴や、季節限定の秋上がりの希少性にも隠されています。
蔵元のある岩国市の販売店はもちろん、近隣の買える店、例えば広島でさえ、入手は簡単ではありません。この記事では、そんな入手困難な金雀の魅力と、手に入れるための具体的なヒントを、私の知識を交えながら丁寧にご紹介していきますね。

- 金雀が世界的に評価され、入手困難になっている背景
- 「飛翔」をはじめとする金雀の代表的な銘柄とその個性
- 正規取扱店やオンラインショップなど、購入先の探し方
- インターネット通販を利用する際のメリットと注意点

こんにちは!この記事の著者「はなまる」です。お酒大好きな私が、お気に入りのお酒を紹介します。読者が良いお酒に出会えることを心掛けて記事作成しています。
なぜ金雀は手に入らない?その理由と魅力


- 金雀は世界一なんですか?
- 日本酒で日本1位はどこですか?
- 代表銘柄である飛翔の輝かしい受賞歴
- ドバイでも注目される金雀の希少価値
- 季節限定品の秋上がりは更に入手困難
金雀は世界一なんですか?


「金雀は世界一なんですか?」というご質問、とても気になりますよね。実は、その問いに対して「はい」と答えられるような、素晴らしい実績を持っているんです。
世界で最も権威のあるワイン品評会の一つに「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」という大会があります。ここでは日本酒部門も設けられており、世界中の専門家が厳しい審査を行うことで知られています。そのIWCのSAKE部門・純米大吟醸の部で、「Premium金雀」が2017年と2018年の2年連続で世界一の称号であるトロフィーを獲得しました。


これは、世界中の数ある日本酒の中からトップに選ばれたことを意味します。世界的な舞台で認められた「世界一」の品質。これが、金雀が多くの人々を魅了し、簡単には手に入らなくなっている大きな理由の一つと考えられます。ただ美味しいだけでなく、国際的なお墨付きを得た品質が、その価値を不動のものにしているのですね。
日本酒で日本1位はどこですか?


「では、日本酒で日本1位はどこですか?」という疑問も自然と浮かんできますよね。これはとても難しい質問でして、実を言うと「これが絶対的な日本一です」と一つだけ挙げるのはほぼ不可能なのです。
なぜなら、「日本一」の基準が人それぞれ、あるいは評価する場によって全く異なるからです。例えば、全国新酒鑑評会での金賞受賞数で見るのか、特定の品評会での最高賞で評価するのか、はたまた市場での人気や売上で決めるのか…。様々な視点が存在します。
ただ、その中でも金雀は間違いなく日本のトップクラスに位置する銘柄と言えます。前述の通り、IWCでの世界一という快挙はもちろん、国内の鑑評会でもその実力は折り紙付きです。特に、平成24年の広島国税局清酒鑑評会では「金雀 飛翔」が首席優等賞、つまり中国地方で第1位に輝いています。
このように、世界と日本の両方で最高峰の評価を受け続けているお酒は、そう多くはありません。だからこそ、特定の銘柄だけが「日本一」と断言できなくても、金雀がその称号に最も近い存在の一つであることは、多くの日本酒ファンが認めるところだと思いますよ。
代表銘柄である飛翔の輝かしい受賞歴


金雀の魅力を語る上で欠かせないのが、代表銘柄「金雀 飛翔(きんすずめ ひしょう)」の存在です。このお酒は、まさに蔵元の技術の粋を集めた芸術品のような純米大吟醸酒なんですよ。
「美味しさの彼方へ」をテーマに掲げるこのお酒は、酒米の王様と称される山田錦を丁寧に磨き上げ、清流・錦川の源流から湧き出る清らかな水で仕込まれます。低温でじっくりと時間をかけて発酵させることで、マスカットを思わせるような華やかな香りと、お米の持つ芳醇な旨みが引き出されるのです。
その品質は、数々の受賞歴が証明しています。 全国新酒鑑評会では、平成21年から24年、そして平成26年から28年にかけて連続で入賞するという安定した高評価を獲得。さらに、広島国税局清酒鑑評会では首席優等賞(中国地方第1位)に輝くなど、その実力は傑出しています。
金雀の主なラインナップ
金雀には「飛翔」以外にも、素晴らしい銘柄が揃っています。ここで代表的なものを少しだけご紹介しますね。
銘柄名 | 特徴 | 価格(税込)の目安 |
金雀 飛翔 | 純米大吟醸。華やかな香りと芳醇な旨みのバランスが絶妙。雫酒。 | 720ml 桐箱入 6,600円 |
金雀 大吟醸 | 大吟醸。「至福の味わい」がテーマ。南部杜氏自醸酒鑑評会で優等賞を受賞。 | – |
Premium金雀 | 純米大吟醸。IWCで2年連続世界一に輝いた最高峰の逸品。 | – |
Platinum金雀 | さらに上の品質を追求した、まさに芸術品ともいえる特別な一本。 | – |
有機 純米大吟醸 | 有機JAS認証の山田錦のみを使用した、自然の恵みを感じる一本。 | – |
このように、どの銘柄も蔵元の強いこだわりが感じられます。だからこそ、一口飲めば多くの人が虜になってしまうのですね。
ドバイでも注目される金雀の希少価値


金雀の評価は、日本や欧米のコンテストだけにとどまりません。その希少価値は、中東の富裕層が集まるドバイでも注目されるほどなのです。
広島市内のある飲食店では、「プレミアム金雀2017」が要予約で提供されていますが、その紹介文に添えられているのが「ドバイで60万円の値段が付く日本酒」という驚きの情報です。もちろん、これは現地の特別なレストランなどでの価格だと思われますが、金雀がそれほどの価値を持つお酒として世界で認識されている、という何よりの証拠になります。
考えてみてください。一本のお酒が、高級腕時計や美術品のように扱われているのです。これは、単に「美味しい」だけでは到達できない領域ですよね。生産量が限られていることに加え、このような国際的な名声が「誰もが欲しがるけれど、誰もが手に入れられるわけではない」という状況を生み出しています。この圧倒的なブランド価値が、金雀の希少性をさらに高めていると言えるのではないでしょうか。
季節限定品の秋上がりは更に入手困難


通年でさえ手に入れるのが難しい金雀ですが、もし季節限定品が登場したら…と考えると、その入手難易度は想像を絶するものになります。その代表格が「秋上がり」や「ひやおろし」と呼ばれるタイプのお酒です。
これらは、冬に造られた新酒を一度火入れし、夏のあいだ蔵で静かに熟成させ、秋の訪れとともに出荷される特別な日本酒を指します。ひと夏を越すことで、新酒の荒々しさが取れて角が丸くなり、旨みと香りが調和した、まろやかで深みのある味わいに変化するのが魅力なんです。
ただでさえ生産量が少ない金雀です。もし、この秋上がりやひやおろしといった、さらに生産本数が限られる限定品がリリースされた場合、その情報はごく一部の特約店にしか伝わらない可能性が高いでしょう。
そのため、もし運良く見かけることがあれば、それは本当に奇跡的な出会いかもしれません。定番品ですら幻と言われる中で、季節の便りのように現れる限定品は、まさに幻の中の幻。日本酒好きにとっては、一度は味わってみたい憧れの存在ですね。
金雀が手に入らない時の探し方と購入のヒント


- 金雀が買える店はどこにあるのか
- 蔵元のある岩国 販売店の情報
- 金雀が買える店 広島の取扱状況
- 日本酒をamazonで購入する際の注意点
- 通販サイトで在庫 ありを見つけるには
- 金雀が手に入らない時のための総まとめ
金雀が買える店はどこにあるのか
「結局のところ、金雀が買える店はどこなの?」という疑問にお答えしますね。金雀は、その品質を保つために、どんなお店にでも卸しているわけではないのです。購入できる場所は、主に「蔵元との信頼関係で結ばれた正規取扱店(特約店)」に限られています。
これらの特約店は、北海道から山口県、そして大阪など、全国に点在していますが、その数は決して多くありません。また、特約店であっても常に入荷するわけではなく、入荷してもすぐに売り切れてしまうのが現状です。
具体的な店名をいくつか挙げると、北海道札幌市の「酒舗 七蔵」さんや、山口県岩国市の「山口地酒処 中嶋酒店」さん、大阪の「サケストア」さんなどが正規取扱店として知られています。
探し方のコツとしては、まずご自身のお住まいの地域で、こだわりの地酒を多く扱っている専門店に問い合わせてみることです。もしそのお店が特約店でなくても、特約店に関する情報を持っている場合があります。地道な情報収集が、金雀との出会いに繋がる最初のステップになりますよ。
蔵元のある岩国 販売店の情報
金雀を醸す堀江酒場は、山口県の岩国市錦町という、自然豊かな場所に蔵を構えています。では、蔵元に直接行けば買えるのでしょうか。
堀江酒場の近くには、「雀集堂」という名前の直売所が存在します。蔵元が運営する場所なので、これ以上確実な販売店はないように思えますよね。しかし、驚くことに、この直売所ですら品切れになっていることが珍しくないのです。
これは、金雀がいかに絶大な人気を誇っているかを示しています。遠方からわざわざ足を運んでも、お目当てのお酒が買えない可能性も十分にある、という点は心に留めておく必要があります。
一方で、蔵元は公式のオンラインショップも運営しています。こちらも在庫があることは稀ですが、定期的にチェックする価値は十分にあります。現地へ向かう計画を立てる際は、事前に電話で在庫状況を確認するか、まずは公式オンラインショップをこまめに覗いてみるのが賢明な方法かもしれませんね。
金雀が買える店 広島の取扱状況
蔵元のある山口県のお隣、広島県なら手に入りやすいのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに、広島にも金雀を扱うお店は存在します。
例えば、広島市内の飲食店「大人の隠れ家ああばん」さんでは、非常に希少な「Premium金雀2017」をはじめ、様々な金雀のボトルがメニューに並んでいます。これは、購入して家で楽しむのとは少し違いますが、「まず一度味わってみたい」という願いを叶えるには絶好の場所と言えるでしょう。
また、広島に拠点を置く「大和屋酒舗」さんのような酒販店でも、オンラインショップで取り扱いがあります。ただし、ここでもやはり在庫は不安定で、入荷しても抽選販売になったり、購入本数に制限が設けられたりするのが一般的です。
このように、広島でも金雀を手に入れるのは簡単ではありません。ですが、質の高いお酒を扱う飲食店や酒販店との繋がりがあることは事実です。広島にお住まいの方や訪れる機会がある方は、こうしたお店のSNSやウェブサイトを定期的にチェックしてみると、思わぬチャンスに巡り会えるかもしれませんよ。
日本酒をamazonで購入する際の注意点
手軽で便利なAmazonで日本酒を探す方も多いと思いますが、金雀のような希少なお酒に関しては、いくつか注意しておきたい点があります。
最も大切なのは、Amazonで販売されている金雀が、必ずしも蔵元や正規取扱店から出品されたものではない、ということです。多くの場合、第三者の販売業者、いわゆる「転売」であることが考えられます。
このような非正規ルートでの購入には、いくつかのデメリットが伴います。
品質管理の問題
日本酒は非常にデリケートなお酒です。特に金雀のような高品質な吟醸酒は、温度や光の管理が味わいを大きく左右します。正規店ではない業者の場合、適切な環境で保管されていなかった可能性があり、本来の味わいが損なわれているかもしれません。
価格の問題
言うまでもなく、定価よりも大幅に高い価格で販売されていることがほとんどです。蔵元が心を込めて造ったお酒の価値とは異なる、市場原理だけで価格が吊り上がっている状況は、少し寂しい気もしますよね。
もちろん、どうしても欲しいという気持ちは分かりますが、こうしたデメリットを理解した上で、慎重に判断することが大切です。最高の状態で金雀を味わうためには、やはり正規のルートで手に入れるのが一番のおすすめですよ。
通販サイトで在庫 ありを見つけるコツ
実店舗を巡っても見つからないなら、やはり頼りになるのは通販サイトですよね。では、どうすれば通販サイトで「在庫 あり」の金雀に出会えるのでしょうか。ここでは、そのための具体的なコツをいくつかお伝えしますね。
まず基本となるのは、金雀の正規取扱店(特約店)が運営しているオンラインショップをリストアップし、ブックマークしておくことです。堀江酒場の公式サイトはもちろん、「大和屋酒舗」さんや「大阪屋酒店」さんなど、データベースで名前が挙がっていたお店のサイトは定期的にチェックしましょう。
次に、これらのお店のメールマガジンに登録したり、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSアカウントをフォローしたりするのも非常に有効な手段です。多くのお店では、希少な日本酒の入荷情報をSNSでいち早く発信することがあります。通知をオンにしておけば、入荷の瞬間に情報をキャッチできるかもしれません。
言ってしまえば、金雀探しは情報戦でもあります。ただ待っているだけでなく、自分から積極的に情報を集めに行く姿勢が、幻のお酒を手に入れるための鍵となります。諦めずにコツコツと探し続けることで、きっと素敵な出会いが待っていますよ。
金雀が手に入らない時のための総まとめ
ここまで、金雀がなぜ手に入らないのか、そしてどうすれば手に入れられるのかについて、様々な角度からお話ししてきました。最後に、この記事の要点をまとめておきますね。
- 金雀はIWCで世界一に輝いた実績を持つ世界的な銘酒
- その人気と生産量の少なさから入手は非常に困難
- 代表銘柄「飛翔」は国内の鑑評会でも首席優等賞を獲得
- 「Premium金雀」はドバイで高値がつくほどの価値を持つ
- 季節限定品はさらに希少性が高く、入手は奇跡的
- 購入できるのは基本的に蔵元と正規特約店のみ
- 蔵元の直売所「雀集堂」でも品切れの場合がある
- 蔵元の公式オンラインショップは定期的なチェックが必須
- 広島などの近隣都市でも取扱店は限られ、在庫は不安定
- Amazonなどでの購入は品質や価格面で注意が必要
- 非正規ルート品は適切な温度管理がされていない恐れがある
- 特約店のオンラインショップをブックマークするのが基本
- お店のSNSやメールマガジンで入荷情報を得るのがコツ
- 地道な情報収集と根気強さが出会いの鍵となる
- まずは飲食店で一杯味わってみるのも素晴らしい体験になる
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