「山崎と白州、どっちも有名だけど、一体どっちが美味しいんだろう?」
ジャパニーズウイスキーの中でも特に人気の高い「山崎」と「白州」。いざ飲んでみようと思っても、どちらを選べばいいか迷ってしまいますよね。
結論から言うと、フルーティーさを感じたい人には山崎、ドライでキレのある時を求める人には白州をおすすめします。あなたがどちらを美味しいと感じそうか、下の表を参考に選んでください。
\「山崎」と「白州」どちらが好み?タイプ別特徴の比較表/
「山崎」を美味しいと感じる人の特徴 | 「白州」を美味しいと感じる人の特徴 |
フルーティーで甘みのあるウイスキーが好き | すっきりとドライでキレのあるウイスキーが好き |
チョコレートや熟した果実のような濃厚な風味を好む | 森の若葉やミントのような爽やかな香りを好む |
どっしりとした重厚感や複雑な味わいを求めている | 軽快で飲みやすく、清涼感のある飲み心地を求めている |
ストレートやロックでじっくりと香りや味を楽しみたい | ハイボールにして食事と一緒に爽やかに楽しみたい |
特別な日に、贅沢な一杯としてウイスキーを味わいたい | 日常的に、またはアウトドアなどで気軽にウイスキーを楽しみたい |
ウイスキーをある程度飲み慣れている方 | ウイスキー初心者の方や、強い個性のものが少し苦手な方 |

山崎が美味しいと感じる人にはこれがおすすめ!





白州が美味しいと感じる人にはこれがおすすめ!





山崎か白州か迷って決めきれない人には飲み比べセットが選ばれてます。


「響と白州はどっちが人気なの?」とか、「山崎や白州がそもそも買えない理由は何ですか?」といった素朴な疑問もよく聞かれます。もっと言えば、山崎・白州・響それぞれの違いや、知多まで含めた場合の山崎・白州・知多のランクや違いについても気になるところです。
また、なかなか定価で手に入らない中で、山崎・白州・響の定価はいくらなのか、気軽に試せるミニボトルはどこで買えるのかも知りたいポイントではないでしょうか。どっちがレアで、山崎と白州をハイボールにするとどう味が違うのか、知りたいことはたくさんあると思います。
この記事では、そんなあなたのたくさんの疑問に、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。この記事を読めば、あなたにぴったりの一本がきっと見つかりますよ。
- 山崎と白州の味や香りの個性的な違い
- 響や知多を含めたランクや人気の傾向
- 種類ごとの定価や入手困難な理由
- 自分に合ったウイスキーの選び方と楽しみ方



こんにちは!この記事の著者「はなまる」です。お酒大好きな私が、お気に入りのお酒を紹介します。読者が良いお酒に出会えることを心掛けて記事作成しています。
山崎と白州はどっちが美味しい?味と香りの違い


- 3種の個性、山崎・白州・響の違いとは?
- 知多を含めた山崎・白州・知多の違い
- 格付けは?山崎・白州・知多のランク
- 結局、響と白州はどっちが人気?
- 山崎と白州のハイボールはどんな味?
3種の個性、山崎・白州・響の違いとは?


まずは、山崎、白州、そして響という3つのウイスキーが持つ基本的な違いから見ていきましょう。この3つは、作られる場所や製法が異なり、それが個性的な味わいを生み出しているんです。
山崎と白州は「シングルモルトウイスキー」という種類に分類されます。これは、単一の蒸溜所で作られた、大麦麦芽の原酒だけを使って造られるウイスキーのことです。そのため、蒸溜所の立地や風土、製法のこだわりが味わいに色濃く反映されるのが大きな特徴になります。
一方で、響は「ブレンデッドウイスキー」と呼ばれています。これは、山崎や白州のような個性豊かな複数のモルト原酒と、トウモロコシなどを主原料とする穏やかな味わいのグレーン原酒を、ブレンダーが匠の技で混ぜ合わせて造るウイスキーです。
例えるなら、山崎や白州が個性的な歌声を持つソロアーティストだとすると、響はそれぞれの歌声が重なり合って美しいハーモニーを奏でるオーケストラのようですね。山崎は甘く華やかな香りが、白州は森を思わせる爽やかな香りがしますが、響はそれらが絶妙に調和した、複雑で奥行きのある味わいを楽しむことができます。この基本的な違いを知るだけで、ウイスキー選びがぐっと面白くなりますよ。
知多を含めた山崎・白州・知多の違い
ここでは、先に紹介した3つのウイスキーに「知多」を加えた、4つの違いについてお話ししますね。実は知多は、「シングルグレーンウイスキー」という、また少し違ったタイプのウイスキーなんです。
前述の通り、山崎や白州は「シングルモルト」ですが、知多は「シングルグレーン」と呼ばれます。これは、一つの蒸溜所(知多蒸溜所)で、トウモロコシなどの穀物を主原料に作られるウイスキーを指します。モルトウイスキーがはっきりとした個性を持つのに対し、グレーンウイスキーは比較的穏やかで軽やかな風味が特徴です。
このため、知多は他のウイスキーの個性を引き立て、全体のバランスを整えるブレンドの土台としても、非常に重要な役割を担っています。もちろん、知多単体で飲んでも、その軽やかでほのかに甘い味わいはとても魅力的ですよ。
もし4者を人の役割に例えるなら、山崎と白州がそれぞれ特徴的な声を持つボーカル、知多が全体の調和を支える穏やかなベースプレイヤー、そして響は、彼らが集まって最高の演奏を聴かせるスーパーバンド、というイメージがしっくりくるかもしれません。それぞれのウイスキーが持つ役割や個性を理解すると、サントリーのウイスキーがいかに奥深い世界を持っているかが分かりますね。
格付けは?山崎・白州・知多のランク
「山崎、白州、知多の中で、どれが一番偉いの?」という疑問を持つ方もいるかもしれませんね。ウイスキーの世界では、単純な優劣でランク付けをすることはとても難しいのですが、市場での価格や評価を基にした一般的な格付けの傾向についてお話しします。
市場での評価や価格帯で考えると、一般的には「山崎」が最も高い位置にあると言えるかもしれません。山崎は日本で最も歴史のあるモルトウイスキー蒸溜所で作られており、国際的な品評会での受賞歴も豊富です。特に長期熟成されたボトルは、世界中のコレクターが探し求めるほどの価値を持っています。
次に位置するのが「白州」です。白州も世界的に高い評価を受けており、山崎とは異なる爽やかな個性で多くのファンを魅了しています。価格帯も山崎に次いで高く、入手が難しい状況が続いています。
そして「知多」は、前の二つとは少し異なる立ち位置にあります。シングルグレーンウイスキーとして、比較的手に取りやすい価格帯で提供されており、ウイスキーの新しい楽しみ方を提案する存在です。ただ、これは品質が劣るという意味では決してありません。穏やかで飲みやすい味わいは、ウイスキー初心者の方や、ハイボールで気軽に楽しみたい方にぴったりなんですよ。
このように考えると、単純な上下のランクというよりは、それぞれのウイスキーが持つ個性や役割に応じた「格」がある、と捉えるのが良いかもしれませんね。
結局、響と白州はどっちが人気?
「響と白州、結局どっちの方が人気があるの?」というのも、本当によく聞かれる質問の一つです。これはどちらも甲乙つけがたいほど人気があり、最終的には飲む人の好みによって評価が分かれる、というのが正直なところなんです。
白州は、その爽やかで清涼感あふれる味わいから、「森の蒸溜所」の個性を愛するファンに強く支持されています。特にハイボールにした時のキレの良さと爽快感は格別で、「ハイボールなら絶対に白州!」という方も少なくありません。すっきりとした飲み口は、ウイスキー初心者の方にも受け入れられやすいですね。
一方の響は、ブレンデッドウイスキーの最高峰として、その完成された調和の美しさで多くの人々を魅了しています。様々な原酒が織りなす複雑で華やかな香りと、どこまでもなめらかな口当たりは、特別な時間を演出してくれます。ボトルデザインの美しさから、贈り物としての人気も非常に高いです。
どちらも世界的な賞を数多く受賞しており、人気と実力は折り紙付きです。口コミなどを見ても、白州派と響派の意見はきれいに分かれる傾向があります。爽快感を求めるなら白州、調和のとれた華やかさを求めるなら響、というように、あなたがウイスキーに何を求めるかで、人気の尺度は変わってくると考えられますね。
山崎と白州のハイボールはどんな味?
ウイスキーの楽しみ方としてすっかり定着したハイボールですが、山崎と白州では、その味わいに面白いほど違いが現れるんですよ。
まず、白州のハイボールですが、これは「爽快」という言葉がぴったりです。白州がもともと持っている、森の若葉やミントを思わせる清涼感のある香りと、ほのかなスモーキーフレーバーが炭酸によって一気に花開きます。口に含むと、すっきりとしたキレの良い味わいが駆け抜け、後味も軽快です。脂っこい食事と合わせても、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれますよ。
一方、山崎をハイボールにすると、とても上品でフルーティーな一杯になります。山崎ならではの、イチゴやさくらんぼを思わせる甘く華やかな香りが、炭酸の泡ととも優しく立ち上ります。味わいはまろやかで、蜂蜜のような甘みが心地よく感じられます。ただ爽やかなだけではない、奥行きと複雑さを持った、贅沢なハイボールを楽しみたい方におすすめです。
このように言うと、晴れた日の昼下がりに飲むなら白州のハイボール、食後にゆっくりと語らいながら飲むなら山崎のハイボール、といったように、シーンや気分によって選ぶのも楽しいかもしれません。どちらも素晴らしいハイボールになりますから、ぜひ飲み比べて、あなたのお気に入りを見つけてみてくださいね。


山崎と白州はどっちが美味しいか決める購入情報


- 山崎や白州が買えない理由は何ですか?
- 結局のところ、どっちがレアなの?
- 種類別の白州の定価を解説
- 山崎・白州・響の定価を徹底比較
- コンビニで買えるミニボトルの存在
山崎や白州が買えない理由は何ですか?


「お店に行っても、山崎や白州が全然売ってない…」と感じている方は、本当に多いと思います。なぜこんなにも手に入りにくいのか、その主な理由は「需要と供給のバランスが大きく崩れてしまったから」なんです。
大きなきっかけとなったのは、ジャパニーズウイスキーが世界的に高く評価されるようになったことです。国際的な品評会で次々と賞を受賞したことで、国内だけでなく海外からの人気が爆発的に高まりました。
しかし、ウイスキーは製造にとても長い時間が必要なお酒です。特に山崎や白州のような質の高いウイスキーは、何年、何十年という熟成期間を経てようやく完成します。現在の人気を予測して、10年以上も前から生産量を大幅に増やしておくことは不可能だったんですね。
このため、急増した需要に対して、供給できるウイスキーの量が全く追いついていないのが現状です。さらに、その希少価値の高さから、転売を目的とした購入も増えており、品薄な状況に拍車をかけています。このような理由から、私たちは店頭で山崎や白州を見かけることが、非常に難しくなってしまっているのです。
結局のところ、どっちがレアなの?


山崎と白州、どちらも入手困難なことには変わりありませんが、「どちらがよりレアか」と聞かれたら、市場での取引価格や見かける頻度から判断すると、一般的には「山崎」の方がややレア度が高い傾向にあると言えそうです。
もちろん、これはどのボトルを指すかによって変わってきます。例えば、白州には2013年に販売を終了した「白州10年」というボトルがあり、これは今となっては非常に入手が難しく、高い価格で取引されています。このように、終売品に関しては白州にも大変レアなものが存在します。
ただ、現在も販売されているノンヴィンテージや12年ものといった定番のラインナップで比較した場合、山崎の方が白州よりも高い価格で取引されることが多いようです。これは、日本最古の蒸溜所という歴史的な価値や、より多くの国際的な受賞歴が、山崎のブランドイメージをさらに高めているからだと考えられます。
とはいえ、これはあくまで傾向の話です。白州も絶大な人気を誇っており、どちらのボトルもお店の棚に並んでいるのを見つけられたら、それはとても幸運なことだと言えますね。
種類別の白州の定価を解説
入手困難な白州ですが、もし運良く定価で購入できる機会があった時のために、種類ごとの定価を知っておくのは大切なことです。サントリーは2024年4月1日から価格改定を行ったため、現在の希望小売価格は以前よりも上がっています。
ここでは、主な白州のラインナップとその定価を見ていきましょう。
商品名 | 内容量 | 希望小売価格(税抜) | 特徴 |
白州 | 700ml | 7,000円 | 爽やかで軽快な味わいのスタンダードボトル |
白州12年 | 700ml | 15,000円 | 12年以上熟成させた原酒を使用し、フルーティーさとコクが増す |
白州18年 | 700ml | 55,000円 | 長期熟成ならではの深い香りと複雑な味わい |
白州25年 | 700ml | 360,000円 | 25年を超える希少な原酒から作られる、まさに芸術品 |


この他に、2013年に販売を終了した「白州10年」がありますが、こちらは現在、定価での入手は不可能です。
見ていただくと分かる通り、熟成年数が長くなるほど価格は大きく上がります。これは、それだけ長い間、樽の中で静かに熟成させる手間と時間、そして希少な原酒を使っている証拠なんですね。これらの価格を知っておくと、もしプレミアム価格で販売されているものを見かけた際に、どれくらい高くなっているのかを判断する目安にもなりますよ。
山崎・白州・響の定価を徹底比較
ここでは、サントリーを代表する3つの人気ウイスキー、山崎・白州・響の定価を比較してみましょう。どれも2024年4月に価格が改定されており、以前よりも高価になっていますが、それぞれの位置付けを知る上で参考になりますよ。
比較しやすいように、熟成年数表記のないノンヴィンテージ(NV)ボトルで比べてみます。
ウイスキー名 | 種類 | 希望小売価格(700ml・税抜) |
サントリーシングルモルトウイスキー 山崎 | シングルモルト | 7,000円 |
サントリーシングルモルトウイスキー 白州 | シングルモルト | 7,000円 |
サントリーウイスキー響 JAPANESE HARMONY | ブレンデッド | 7,500円 |
このように、ノンヴィンテージのボトルで比べると、山崎と白州の定価は同じ7,000円です。一方で、ブレンデッドウイスキーである響は7,500円と、少しだけ高く設定されています。これは、響が山崎や白州、知多といった複数の蒸溜所の高品質な原酒を贅沢にブレンドして造られていることの証しとも考えられます。
もちろん、12年、18年といった長期熟成ボトルになると、それぞれの価格はさらに大きく変わってきます。ただ、この基本的な価格設定の違いを知っておくと、それぞれのウイスキーが持つブランドとしての立ち位置が少し見えてくるかもしれませんね。
コンビニで買えるミニボトルの存在
「いきなり700mlのボトルを買うのはちょっと勇気がいるな…」と感じる方に、ぜひ知っておいてほしいのが、180mlのミニボトルの存在です。実は、山崎と白州にはこの可愛らしいサイズのボトルがあり、運が良ければコンビニエンスストアなどで手に入れることができるんですよ。
価格は1,250円(税抜)前後と、フルボトルに比べてぐっと手頃なので、気軽に試すのにぴったりです。山崎と白州、両方のミニボトルを買って、自宅でじっくり飲み比べてみる、なんていう贅沢な楽しみ方もできますね。
ただ、このミニボトルも大変な人気商品です。入荷は不定期で、お店の棚に並んだとしても、すぐに売り切れてしまうことがほとんどです。特に、お酒の品揃えが豊富な一部のコンビニや、ターミナル駅の近くのお店などで見かけることが多いようですが、出会えたら本当にラッキーと言えるでしょう。
もし見つけたら、それは「味を試してみて」というウイスキーからのメッセージかもしれません。迷わず手に取って、まずはその世界観に触れてみることをおすすめします。この小さな一本が、あなたのウイスキーライフの素敵な始まりになるかもしれませんよ。
結局、山崎と白州はどっちが美味しい?
- 山崎と白州の美味しさは、最終的に個人の好みによって決まる
- 華やかで重厚な甘さを求めるなら山崎がおすすめ
- 爽やかでキレのある軽快な味わいが好きなら白州が向いている
- ウイスキーを初めて飲む方には、すっきりした白州の方が親しみやすいかもしれない
- じっくりと複雑な香りや味わいを楽しみたい方には山崎がぴったり
- 響は、山崎や白州などをブレンドした調和の美しいウイスキー
- 知多は、穏やかで軽やかな味わいのシングルグレーンウイスキー
- ハイボールにするなら、爽快感が際立つ白州が特に人気
- ストレートやロックで飲むなら、山崎の持つ複雑な風味を深く楽しめる
- 市場での人気や流通価格の傾向では、山崎が白州をやや上回ることが多い
- 「白州10年」のように、終売となったボトルはどちらも非常にレア
- 定価は2024年4月に大幅に値上げされ、入手はさらに難しくなった
- 定価で手に入れるには、百貨店やスーパーの抽選販売などを根気強く探す必要がある
- コンビニなどで稀に見かけるミニボトルは、味を試す絶好の機会
- どちらか一つを選ぶのではなく、気分やシーンに合わせて飲み分けるのが最も贅沢な楽しみ方
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